クレームの嵐(その5) メガバンクに追い回される!!

都市銀行や政府系金融機関の新規開拓をしていた時の話です。



当時の住友銀行の人事部長様宛に、新規アポ取りの電話をしました。


いつものように何度もつながるまで電話をしたのですが、


「今は、あいにく離席中です。」とか、


「会議中です。」とか、挙句の果てに、


「一体、部長にどのような御用ですかはてな 人事担当の者におつなぎしましょうか?」 と言われるもので


私:「いえ、今回の用件は特別なお話ですので、部長様に直接お話しします。」


と言って、部長につながるまでしつこく電話していたのです。



決裁権も無い割にプライドだけ高い銀行の人事担当者などと会っても話にならんわけです。



そんなある日、営業で3社ほど回って、夕方帰社しました。


そうすると、営業部長以下みんなが私を待っていたようで、一斉に視線が私に集中しました。


先輩:「おい、武谷(たけや)!! お前、リクルート本社に住友銀行からクレームが入ったらしいぞ。」


私:「なんでですかはてな


先輩:「お前、人事部長に何度も電話しただろう? 『一体、人事部長に何の用だ!!』 という理由らしい。」


:「『何の用だ!!』 って、営業に決まっているじゃないですか?」


先輩:「人事部長は、余程の事が無い限り出て来ない人らしいぞ。

    お前が 『特別に人事部長に話がある。』 と言うもんだから、一体どれほどの用事なのか? 

    もし、単なる営業の電話なら、いきなり人事部長に電話するなどけしからん!! という事らしいぞ。」


そこに、鬼マネージャーのSさん節分が登場!!


何を言われるかと思ったら、


Sさん:「はははぬけさく!! ただの営業の電話に決まってるじゃんなー。リクルートもいちいちうるせーな。

     お前にテリトリー荒らされて嫌がってるだけだぜ。全く本社の奴らはせこいな。

     会いたければ、自分たちが人事部長に会えばいいじゃん。

     あいつら、殿様商売でアグレッシブな営業してないんだよ。」


私:「全く同感です。そこが狙い目なんですが。」


Sさん:「おーい、みんな聞いてくれ!! いいか、聞こえるか?」


みんな、一瞬沈黙。


Sさん:「あのな、またリクルートや住友銀行から、武谷(たけや)宛に電話がかかってくると思うが、

     武谷(たけや)は、今日は営業で遅くなるので直帰すると答えてくれ。わかったな!!」


Sさん、営業部長のHさんにも念を押して、


Sさん:「Hさん、ご迷惑をおかけして済みませんが、それでいいですよね?」


H部長も、黙ってうなずく。



という事で、さすがに住友銀行はガードが固いと言うか? 頭が固いと言うか? 


それにも増して、リクルート本社の馬鹿どもが!!怒


営業既得権意識丸出しで、牙を抜かれたオカマ営業マンが威張るんじゃねー!!怒



当時のリクルートは、多くの営業所や子会社、代理店さんに同じ商品を売らせ競合させていたので、

このようなグループ内バッティングが頻発してました。


圧倒的な商品力で社外に競合らしい競合会社が無かったので、当時の経営陣は営業部隊が商品力に

あぐらをかいて営業力が低下しお客様の取りこぼしが起こるのを防ぐために、わざとグループ内で

お客様の争奪戦をやらせたわけです。


確かにこの競合によって営業力は鍛えられました。私も多少は足腰が鍛えられたと思います。


しかし、結局はお客様を混乱させクレームになる事が大変多かったのです。


社内の課題解決のツケをお客様に払わせた面は否定できません。


当時の経営陣に成り代わり、お詫び申し上げます。


誠に申し訳ございませんでした。土下座



合掌。




※弊社HP↓。


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作者

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武谷広人
人材コンサルタント歴27年。 1984年リクルート入社後、現リクルートエージェントに出向・転籍。 その後、JACジャパン(現JACリクルートメント)社長就任。 マンパワー・ジャパンの紹介事業本部長を経て、2005年に独立開業。(株)プロフェッショナル・サーチの代表に就任、現在に至る。人材紹介業の表裏を知り尽くし、人材コンサルタントの転職アドバイザーをライフワークとする。