「予測した辞退」

「予測した辞退」


月曜日の朝一から、内定辞退連絡の電話をいただいた。


この1~2週間ぐらい、随分情勢は厳しいと思っていた。


クライアントの社長もベストを尽くしていただき、私も自分がやれる事は全てやった。


このように事前に予測される内定辞退は、あまり引きずることはない。


クライアントの社長には大変申し訳ないが、個人的にはスッキリする。


多分、社長もスッキリされていることを願う。


キャンディデートの方も、 「申し訳ないなー、どのように断ろうかなー」 という曇った気持ちが


心を決めて断った瞬間に晴れると思うので良いことだ。


クライアントの社長も私も、 「多分駄目だろうなー」 と思いながらも、最後まで少しは期待感があるので


これも精神衛生上よろしくない。


従って、当り前の話だが、悪い話は早くはっきりさせた方が、みんなのためだ。


昔から、売れないコンサルタントほど、決まらないヨミを引きずる傾向があるのは周知の事実だ。


毎週の営業会議で、


「お前、今週もその案件をヨミに挙げるのかよ?もういい加減はっきりさせろよ。どうせ決まんないんだろう?」


と、マネージャーはじめ、みんなに詰められてしまう。


決まる案件は大した努力もしないで決まるが、決まらない案件は何をやっても決まらない。


これを 「ご縁が無い」 と言う。


ご縁が無いものを無理に結びつけるのは、みんなの不幸せにつながる。


ご縁の無いものは、さっさと割り切って次の案件に集中することが大切だ。


この仕事は一喜一憂したら負けだ。


私が昔からメンバーによく言ってきた言葉がある。


「予測した辞退はよい。しかし、予測しなかった辞退は許さない。」



「これでいいのだ」    赤塚不二夫



合掌。


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武谷広人
人材コンサルタント歴27年。 1984年リクルート入社後、現リクルートエージェントに出向・転籍。 その後、JACジャパン(現JACリクルートメント)社長就任。 マンパワー・ジャパンの紹介事業本部長を経て、2005年に独立開業。(株)プロフェッショナル・サーチの代表に就任、現在に至る。人材紹介業の表裏を知り尽くし、人材コンサルタントの転職アドバイザーをライフワークとする。