定義・意味
経営戦略という用語は様々な意味や使われ方を持つ、バズワードの一つである。事業戦略・全社戦略など、英語では区別される複数の概念をまとめて経営戦略と呼ぶためである。用語が用いられる文脈によって意味が異なる場合があるので、注意が必要である。研究者による定義には、以下のようなものがある。
- 持続的競争優位を達成するためのポジショニングを構築すること(De Kluyver and Pearce, 2002)
- 企業が考えた競争に成功するためのセオリー(Barney, 1996)
- 企業を取り巻く環境との関わりについて、企業を成功に導くために何をどのように行うかを示したもので、企業に関与する人たちの指針となり得るもの(淺羽、2000)
- 「企業や事業の将来のあるべき姿とそこに至るまでの変革のシナリオ」を描いた設計図(伊丹・加護野、2003)
- 市場のなかの組織としての活動の長期的な基本設計図(伊丹、2003)
- 企業がその目標を達成するための資源展開のあり方を環境とのかかわりの中で方向づけるもの(一橋大学商学部経営学部門編、1998)
経営戦略の分類
経営戦略は、経営戦略を策定するレベル(階層)や目的に応じて、分類される。
- 事業戦略、全社戦略
- 企業が複数の事業を保有していたり、複数地域で事業を展開していたりする場合、戦略を策定・実行するレベルに従って区別される。ただし、企業が一事業のみで操業している場合、区別がなされない場合もある。
- 個々の事業単位でどのように優位性を構築・維持するかに関わる戦略を、事業戦略(business strategy)または競争戦略(competitive strategy)と呼ぶ。
- 事業の取捨選択や複数事業間における資源配分など、企業全体・企業グループ全体に関わる企業戦略を、全社戦略(corporate strategy)と呼ぶ。
- 企業が複数の事業を保有していたり、複数地域で事業を展開していたりする場合、戦略を策定・実行するレベルに従って区別される。ただし、企業が一事業のみで操業している場合、区別がなされない場合もある。
- 機能別戦略
- それぞれの機能(生産、マーケティング、財務、人事など)ごとに戦略が策定される場合もある。これを機能別戦略(functional strategy)と呼ぶ。
- マーケティング戦略(Marketing Strategies)、財務戦略、人事戦略、営業戦略
- それぞれの機能(生産、マーケティング、財務、人事など)ごとに戦略が策定される場合もある。これを機能別戦略(functional strategy)と呼ぶ。
- その他の戦略